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乳酸菌を生きたまま腸に届けるための工夫ランキング

みなさん、こんにちは。 りん子先生です。

今日は、乳酸菌を生きたまま腸に届けるいろいろな工夫についてお話します。

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以前、説明したように、一般の乳酸菌は胃や腸の消化作用を受けて死んでしまうので、生きたまま腸に達する可能性は非常に低いのです。
ある実験での死滅率は、99.99995%ですから、生存率は0.00005%ということになります。

詳しいことは、下の関連記事を読んでください。

関連記事 ⇒ 乳酸菌やビフィズス菌は、生きたまま腸に届くのですか?

 

乳酸サプリとして製品を設計するなら、生きたまま乳酸菌を腸に届けるための工夫をしなければなりません。

各社各様に工夫をしているので、その考え方をランキングにして説明します。

rank1_a耐熱性の殻に守られた乳酸菌は強い

やずやの『乳酸菌とケフィアの力』で採用した方法です。CIMG6777
「有胞子性乳酸菌」という耐熱耐酸性に優れた、いわば玉子の殻に守られた状態の乳酸菌です。

天然成分なので、余計な添加物を使わないので、非常に安全性が高く、素晴らしい発見です。

『有胞子性乳酸菌』については、下の記事で詳しく説明しています。

関連記事 ⇒ 有胞子性乳酸菌の耐酸性・耐熱性はすごいよ。

rank2_aネバネバ被覆で乳酸菌を守る

20150210wフジッコの「善玉菌のチカラ」で採用しているアイディアです。

クレモリス菌FC株という乳酸菌は、EPSという多糖類のネバネバ物質を産生します。

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このネバネバ物質が、保護膜のように乳酸菌を包んでしまうので、消化液からの攻撃に耐えるという考え方です。

ネバネバ物質の多糖類は、ポリサッカライドといって、食品分野でいろいろと活用されています。

人工物を添加しないので良い方法だと思いますよ。

 

rank3_a厳しく育てて細胞壁が厚い乳酸菌を作る

20150210xサントリー「プロディア」が採用している方法です。

快適な繁殖温度(15~25℃)で培養した乳酸菌は軟弱モノですが、最適なよりも高温の31~41℃の過酷な環境で培養すると、細胞壁が厚くて強くなる菌種を探しました。

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サントリーでは、ダブルバリア製法と呼んでいます。
細胞壁が厚くなる分だけ、消化液のアタックに耐えられるという発想です。

合成物質を使っていないので、有胞子性乳酸菌に次ぐ、良いアイディアだと思います。

だけど、もともと消化液に溶けてしまう性質の細胞壁が2倍になったとして、どれほどの効果があるかは、実験によってのみ確認されます。

 

rank4_a人工の殻に入れて守る

20150210vこの考え方は、森下仁丹のビフィーナSで使用しており、ハイパープロテクトカプセルと呼んでいます。

人工物で殻を作って、その中に乳酸菌を閉じ込めて、胃液や腸液による攻撃から守ってやろう、という考え方です。

やがて、腸に達した頃に殻が溶ける設計です。

20150212c←製品はこんなイメージです。20150212d

実際に、直径2mm程度の黄色と白の粒粒が入っています。

水なしで食べてみると、粒粒が口の中に残ってしまいますので、水なしで飲むのは、ちょっと厳しいですね。

配合原材料表から判断すると、殻の材料は、ゼラチンのようです。
身体には無害なのでしょうが、余計な成分は含まない方が良いですね。

rank5_a人工物でコーティングする

20150210z2ライオンの「ラクトフェリン+ラブレ」で採用している方法です。

20150212i原材料表を見ると、CMC-Caと言う物質があります。
「繊維素グリコール酸カルシウム」という名前で、固形スープとかアイスクリームなどで増粘剤および乳化安定剤として使用されます。

この物質が、胃酸や消化液に耐えて、腸で溶けることから、乳酸菌のコーティング剤として応用しているようです。

 

 rank5_mini植物性乳酸菌は腸で生き抜く力が強い

20150210zカゴメの「ラブレ、カプセル」で採用している主張です。

京のつけものの塩分や酸分などが多い過酷な環境下で生きぬいてきた植物性の乳酸菌は、腸内で生き抜く力が強い、と書いていますが根拠がよくわかりません。

 

rank5_miniとにかく初期生菌数を増やす

20150210y久光の「乳酸菌(EC-12)」で採用している方法です。

採用した菌種が球菌で一般の桿菌の5分の1と小さいので、高濃度に濃縮できたとしています。

乳酸菌(EC-12)の公式サイトには、乳酸菌を生きたまま腸まで届ける技術が記載されていません。

初期生菌数が1兆個(10の13乗)と多いから、途中で多数の菌が死滅しても、生き残った菌が腸まで達する、としか解釈できません。

一般的な乳酸菌サプリの初期生菌数が、10億とか100億の単位なので、2~3桁多いことになりますが、生菌数測定の世界で、2、3桁がそれほど大きな差とは言えないでしょう。

あまり、良いアイディアとは思えませんね。


この記事は、各種資料を元にして独自にまとめたものであり、文責はすべて『りん子先生』にあります。

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りん子先生は、介護老人保健施設で働く管理栄養士です。 ある日、食品メーカーに務める大学の先輩からケフィアを教えられて、すっかりその魅力にとりつかれて自分でも研究しています。

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